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過去の経験

町野眞貴

とある事情でここんところずっと朝食の味噌汁を作っています。
自炊なんて一人暮らしを始めた20代のころ以来で約15年のブランクがあります。20代の一人暮らしのころは大工の見習いの身分という事もありお金も無くはっきり言って超貧乏だったので自炊はほぼ必然的にやらなくてはならない状態でもちろんお昼のお弁当も作っていましたよ。今じゃ弁当男子やらデコ弁当等の呼び名でお昼にお弁当を持っていくことが一つのイベントのようになっていますが私の場合は必要に迫られての作成で見た目なんてもってのほか、ガテン系の体力勝負の世界でしたから質より量を求められる内容でした。しかも料理の技術に関してはド素人だったので献立はほぼ毎日一緒。今思うとよく身体壊さなかったな~なんて思います。そんなこんな大工としての働きが順調になるにつれてやらなくなっていった自炊を今40を目前に再び行っています。といっても味噌汁だけですけどね 笑
はじめた当初は包丁を操る事さえもままならなかったスタートでしたが3ヶ月も経つとまるで見事な包丁さばきに。最近じゃ切れ味にもさらなる高みを求めてさらにグレードの高い包丁を購入(もこみち君愛用らしい)。やはりキレる包丁は具材を細かい輪切りにすると一目瞭然ですね。そんなキレる包丁だと単純に料理が楽しく感じられます。なるべく具だって沢山いれて食べる味噌汁作るようにしています。
100円ショップで購入した包丁で過去に必要にかられてやっていた自炊と今の環境でゆとりの気持ちをもってできる自炊とではつくりあげる内容は違ってきますが人間に必要な食を己で創り出すという事にはなんら変わりは無くもちろん心のモチベーションは違えどその時その時にできるものへ、もの凄く感謝していただいていたなと過去を思い出されました。今に至ってはそれらを制限するまでも無いので、ある程度自由利く事の嬉しさが感じられるのはその一人暮らしをはじめて必要にかられて行っていた自炊という大変ありがたい経験があったからなのだとしみじみ思う次第でございます。