今からちょうど一年前になりますが栃木県宇都宮市にあります大型総合フィットネスクラブ「スポーツクラブ・ベルフィットネス」のスタジオ、アリーナ、プールの音響システム総合リニューアルを手掛けさせていただきました。一年経って何故今さら?と思われると思いますが、それはその頃の弊社WEBサイトがNEWS更新など到底できないお粗末な状態だったのと、今はきちんとサイトを構築しその暁に弊社のWEB内の記録として遺しておきたいという思いがありこの度はれて書かせていただきました。
昨年の震災後5月に当時音響管理担当でした吉澤様より現状の音響の状態を見て欲しいとの一報が私共にあり、ちょうどその近々で石巻の案件があったものですからその帰り道中に寄らせてもらいました。
「ヒドイ、カワイソウ」それが私が感じた率直な想いでした。心の感想に留まらず吉澤様に直ぐにお伝えした程です。 スタジオ、アリーナ、プールととにかく音になっていません。音を出すことによりかえってそこにいる者を不快にさせてしまうようなものでした。そんな状態を目の当たりにして直ぐに、私がなんとかするんだ!と強く心に思った事を思い出します。その想いをストレートに吉澤様に熱く伝えたところからベル・フィットネス様とのお付き合いが始まりました。
オープンしてまだ5年ということで機器はまだまだ元気なものもあります! ですから既存のもので今なお現役バリバリ活躍が出来るものを厳選し継続利用することは当然のこと、それプラス弊社が何十年に渡り培ってきたノウハウをふんだんに投入してフィットネスクラブ、スポーツクラブにおける真の音響(Sound)のありかたを実現できるプランご提案させていただきました。それにはそれなりの金額となりましたがそこは絶対なる自信をもってご提案させていただきました結果その熱意を粋に感じていただいた吉澤様を通し最終的にはマネージャーの下鳥様のご理解をいただけることとなりました。
工事ももちろん手掛けさせていただき、作業をしながら「早く完成した音を聞いてもらいたい」とうずうずして取り組んでいたものです。それは間違いなく【劇的】に変えてみせるという自信があったから。
私はよく【劇的】という言葉を使います。NEWS内にもときより出てきておりますが、お客様に対してこちら側から何かを作りだす際にその結果がお客様が想像できる範囲の事ではそれは当然の事としか認知されず、その結果はお客様を真の感動へと導くことは出来ないでしょうし、それではこちらも平凡な喜びのみで終わってしまいます。私はどうせやるならお客様の想像をはるかに超えたものをご提供しそれに歓喜、感動をする姿が見たいですし、それを見て感じてこちらも共に感動を味わいたいと思っております。それには必ず【劇的】ということをやってのけないとその願いが叶わないということを知っているからです。
SSRスタッフの一体和の想いと、吉澤様をはじめとするベル・フィットネスのスタッフ様のご協力もあり完璧な工事をさせていただき、いよいよSOUNDのお披露目となりました。
“一発OK”
最高に気持ち良かったです!!!
スタッフ全員から「なにこの音、凄い!」「今までは何!?」「気持ちがイイ!」「カッコイイ!」・・・・・・「劇的!!」
セリフに嘘偽りない表現をさせてもらいました。以上のようにこれ以上ない最高の感動を表現していただきこちらも大袈裟では無く涙を覚えるほどの感激をしました。まさに仕事冥利に尽きるってものです。
このときからベル・フィットネス様とは厚い信頼関係が生まれました。 私にとってもとても思い出深く今後の自身の指針をもあらためて思い起こさせてくれた非常に素晴らしい出来事であったので今回あらためてその想いそのままに書かせて貰いました。
今ではお仕事を越えたお付き合いもさせていただいています。担当の吉澤様はベルフィット・ネスを卒業し新天地で御活躍されております。今回のプロジェクトが叶ったら一度祝杯をしましょうと最初の訪問した日、帰り駅まで送っていただいた際に約束をしたことがまだ遂行されてませんね。必ずやりましょう!!
ベル・フィットネス様との出会いは私にとって特に思い出深いものです。
一年経ちましたがあらためて皆様にお礼申し上げますと共に今後とも末永いお付き合いを宜しくお願い申し上げます。